2011年9月19日月曜日

2121デザインサイトへ

この美術館は私の大好きな小さな美術館。六本木ミッドタウンの裏手にひっそりと建っています。多分、安藤忠雄さん建築の建物だと思いますが、六本木ミッドタウンのオーナーの森氏が文化事業の一環としてファッションデザイナーの三宅一生さんをプロデューサーとしてオープンした発信型美術館。ややこじんまりしているが、外観デザインも展示スペースもシンプルで素晴らしい。いつも感心するのが質の高い展示作品と斬新な展示の方法。

今回は三宅一生さんが1990年代に発表した作品を制作する過程をアニメで詳細に表現し、パリコレで発表の後、彼のスタッフがNYに作品を運び、カメラマンに見せると、彼は服の中からチョイスして撮影用のデッサンを描き、コレクションショーとは異なる表情で新作ファッションをアート写真として完成する。NYのカメラマンはパリコレを一度も見たことがないし、三宅氏も撮影に一切立ち会わない関係が約20年続いたとのこと。お互いの言葉は「彼は素晴らしいね!」とのこと。

                              2121デザインサイトの展示作品がポスターに一生さんの作品がひと際目を引く
六本木ミッドタウンの左後ろ方向に2121デザインサイトの建物が。皆さんもぜひご覧を