2012年1月8日日曜日

平清盛展へ

NHK大河ドラマ50周年記念の平清盛展を見に行きました。両国の江戸東京博物館です。権力者となってからの平清盛像の印象が強いが、ドラマは若き日にスポットを当て不安定な武家社会を類まれなリーダーシップで確立。瀬戸内の海賊を制定し日宗貿易で財をなし、貴族の仲間入りをすると共に太政大臣まで昇りつめた偉人です。

のちに源氏に敗れ「奢れるものは久しからずや」と平家物語で後世に語られたが、新しい時代の先駆者としての為政者には違いない。京都市内では現在の祇園南側の六波羅に大邸宅があったようですが現存するのは六波羅蜜寺のみで敷地は狭い。しかしながら広島県安芸の厳島神社の美しさは清盛の美意識の高さや海の安寧を願う気持ちは測り知れないほど大きい。厳島神社に納めた平家納経の豪壮な実物や絵巻の各種は一見に値しました。

               両国駅から江戸博までずらっと展示された看板。見学者は高齢者が多い