2012年11月15日木曜日

正倉院展(奈良)へ

奈良国立博物館の秋の風物詩、第64回正倉院展を観に。京都~奈良は近鉄特急で30分の至近距離。東京在住時代も含め3回目の訪問です。入場者数が多く30分待ちでしたがいつも通りイヤホンガイドにまっしぐら。メイン展示物を主体に見学しました。聖武天皇の遺品が正倉院に納められて1300年。よくもまぁ、ここまで・・・

メイン展示は瑠璃杯=ワイングラスです。さすがにここは見物者が多くトグロを巻いていました。高さ10㎝の美しいガラスの器に銀の脚。日本では奈良時代にすでにガラスが製法されていたそう。螺鈿紫檀琵琶・紅牙撥(バチ)鐘撥・赤字鴛鴦唐草文錦端飾・銀平脱八稜形鏡箱が特に精巧な技術と巧みな色彩が印象的でした。

照明が暗く鈍った瑠璃色の杯。壁に貼られたポスターを係員の目を盗んでパチリッ!
                 曇天の奈良国立博物館。どの日に訪問した人も30分待ちだったとか